『黎明の刃』を終えて

 

 
 
 
Hash プロデュース公演Vol.2
『黎明の刃/ミッドナイト・スポットライト』
2019年3月6日〜3月10日@新宿シアターブラッツ
 
たくさんのお客様にご来場いただき、無事終演致しました。実際にご観劇いただいたお客様はもちろん、応援してくださった方、友人知人、家族、キャストスタッフ、公演に関わった全ての方に心から感謝を申し上げます。
 
 
 
たくさんの、ほんとうにたくさんの出会いがあって。
ご縁というものを強く感じた公演でした。
 
役者としても、まだ限界ではないなって。もっともっと違うことができるんだなって実感できました。武器になるかもしれないものもみつけました。知ることができるのってすごく有難いし、きっとこれからのわたしを強くしてくれる。絶対武器にしてみせますからね、乞うご期待ですよ。
 
役者としてはもちろん、人間としてもまだまだまだまだ発展途上なんだなぁというのも、いやになるほどわかりました。
 
素晴らしい作品に出演できて、そして最高の演出家と役者陣と作品を作り上げることができて幸せでした。
 
 
 
清康殿、もとい井川さん。
ご本人の懐の深さが窺えるあたたかいお芝居に支えられ、於富として生き、殿を愛することができました。最終稽古の日、清康にとっての於富の話を聞いて、より清康をいとおしく思いました。於富があなたにとっての居場所になれていたなら幸いです。あと井川さんのマッサージが超気持ちよかったのでまたやってほしいです。笑
 
於波留ちゃん、竹千代殿、もといいつきちゃん。
人見知りのわたしが稽古に行くのが苦じゃなかったのは、はじめましてのときから優しかったあなたのおかげです。見た目がやべーやつで驚かせてごめんね。笑
「わたしたちなら大丈夫」「お前は最高だ」本番中幕の中で何度泣かされたかわかりません。
だいすきです、ありがとう。
 
碓井姫、もといあすかちゃん。
元気いっぱいでかわいいお芝居とは裏腹に、とても冷静で物事を客観的にみることができる大人な面も持ち合わせているというギャップに危うく惚れかけました。かわいい娘。たくさん助けられました。これからもいろんな話をしましょう。あなたの話ももっと聞きたいな。
 
男、もとい古田さん。
驕ることは決してなく、役に対してとても丁寧でひたむきで、そして変わり続けようとするその姿勢に、新しいことにチャレンジするきっかけをもらいました。素晴らしい役者さんです。今後いろんな経験を経てどんな芝居をしていくのか、とても気になります。陰ながら応援しようと思います。
 
 
正豊役、ミチオさん。
作品に、役にかける熱意が凄まじく、穏やかで物静かな普段の振る舞いでも、その熱はいつも滲み出ていたように思います。あなたの成長が、変化がめまぐるしくて、同じ役を生きるのに必死でした。尊敬すると同時に負けたくない役者です。そのまま走り続けていてください。いつか追い越してみせます。
 
碓井姫役、さやかちゃん。
Hash初参加組として初日からずっと一緒にいた気がしますね。わたしには絶対に出せない圧倒的なかわいさは癒し。もちろん本人の愛らしさも。いろんなことを考えていて、きっと苦しむこともあって、でもそれをみせない強さは素敵だけど、たまには愚痴ってもいいのよ。またお茶しましょう。これからもたくさん遊びましょう。
 
氏明役、とみよしさん。
出会った当初のわたしはインパクトが強かったと思いますが、気軽に話しかけてくれたりお菓子をくれたことがとてもうれしくて、いつも遊んでもらいました。キャラクターの役割をわかりやすく届けるだけでなく、内側から作り込まれた芝居は見ている人の心に強く響くものだったと思います。そんな役者にわたしもなりたい。そしてまた共演することができたなら、あなたから発せられるセリフを、その圧を受けてみたいです。
 
 
舞台班、エメラルド役のさちさん。
同じ作品ではなかったものの、共演できるとわかったときはほんとうにうれしかったです。Hashは、さちさんがきっかけで知ることができた団体です。さちさんがいなければこんなに素晴らしい仲間と出会うことはなかったのだと思うと、感謝してもしきれません。パワフルで、みんなを明るく楽しくしてくれて、そしてとてもまわりのことを考えて動いてくださる素敵なところは昔から変わりませんね。同じ舞台に再び立てた奇跡に感謝しつつ、また必ず、共演しましょう。これからも精進します。
 
燈子役、翠さん。
合同の稽古のとき、とても雰囲気のある役者さんだなと思って。台本で読んだときはそこまで印象が強くなかった燈子さんというキャラクターが、翠さんが演じているのをみて大好きになりました。元気に真ん中でたくさん喋る役、というのも素敵ですが、陰ながら支えてくれるような、そんなキャラクターが年々魅力的に思えるようになってきました。まさか話しかけてもらえるなんて思わず、お話したりお写真が撮れてすごくうれしくて!絶対遊んでもらいたいです。もっと仲良くなりたい。
 
 
朗読の演出、中田さん。
とてもやわらかな人。でも演劇に対して人一倍以上の愛と情熱がある方です。ほんとうに自由にのびのびとやらせていただきました。とにかくすごく楽しかったです。稽古も本番もずっと。普段なら、別の現場なら、きっと於富も正豊もできない、やらせてもらえない役です。それでも役をいただけたこと、やるしかない状況だったこと。そしてチャレンジすることにとても寛容で、役者として成長する場所をつくっていただきました。感謝しています。
 
演出助手、児玉さん。
伝えすぎてもういいよって感じだと思いますが、やっぱりだいすきです。もういいですか?そうですか。
好きも嫌いもはっきりと言ってくださるので、普段なら大人ぶって隠してしまうことも児玉さんの前では話してしまいます。はじめて、役者としてこれ以上ないほどの言葉をくれた人です。役者を続けていてよかったと、出会えてよかったと思えた人です。だからこそいい意味で期待を裏切りたい。もっと変わってみせるからみていてほしい。いやでも目に入るよう、成長し続けますからね。
 
 
 
最後に、華陽院さまとちび豊。
 
華陽院さま、於富。大人で美しくて余裕があって、色気があって強さがある。でもそれは出そうとして出すものじゃないなと何回か稽古を重ねて気付いたとき、あなたの心をより知ろうと頭をフル回転させて、朝も昼も夜もずっとあなたのことを考えていました。心で演じることで、無理のない声が、笑いが、時に不安や戸惑いが生まれて、華陽院という人間として地に足がついた気がします。あとなぜか色気もあると言っていただけたりして、意識していないことだったのでうれしいような恥ずかしいような感じがしました。笑
 
ちび豊、もとい幼少期の正豊。あの一瞬、ページでいえばほんの数ページのあのワンシーンは、とても時間の流れがゆっくりで、あたたかくて。どんな未来が待っているかなんて当然知る由もなく、ただ、鳥の鳴き声を良いと言ってくださった竹千代殿と話したあの時間が、この上なく幸せに思えたのです。だからこそ二人はあの場であの過去を振り返ったのだと。なにがあっても変わることのない幸福な過去。それが未来の二人を少しでも導けたなら、それもやはり、幸福なことだと思います。
 
 
 

 

全員分書きたいんですけど、キリがないのでとくに個人的にたくさん話した方や、絡んだ役の役者さんのことを書きました。書ききれなかった役者やキャラクターももちろんみんな素晴らしかったです。
 
またどこかで会えるよう、これからも役者を続けます。
最高の出会いに感謝して。

おわります。ありがとうございました。
 
 

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平成の終わりに

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平成も終わろうかというこの時期に

何を思ったかブログなどをはじめてみました。

 

やっぱり何年経っても文字を読んだり書いたりするのが

好きだなぁと思って。

140文字で書ききれないものを残しておける場所になれば。

  

タイトルはいま適当に決めました。

ねこと珈琲と、それからばかみたいなハッピーエンドが好きです。

それ以外にもたくさんあるんですけど、そういうのも書いていけたらなって。


好きなものが多い人生はきっと最高だと思うんですけど、いかがでしょうか。

おわります。